
6月18日(水)、青果物に関する社員の理解を深めることを目的とした「産地研修会」を開催いたしました。
今年はJAふじ伊豆様にご協力いただき、静岡県で筏場(いかだば)のわさび田見学と伊豆ミニトマト園地の見学及び収穫体験をさせていただきました。
新幹線で三島まで。ものの50分程度で到着です。
バスに乗り換え、道中JAふじ伊豆修善寺営農経済センター様にご挨拶をさせていただき、筏場のわさび田へ向かいます。
筏場のわさび田は、伊豆市で開発された「畳石式わさび田」という農法をとっており、水路や、段ごとに石の大きさを変えて水をろ過する階段方式を利用して、綺麗で水温が安定した水を全体に供給しているとのこと。
肥料や農薬を極力使用しないため、美しい水と緑があふれるこの場所は水生生物をはじめ多用な生物の繁殖の場ともなっており、当日はたくさんの蝶々が飛び回っているのを見ることができました。
この日は30度を超える暑さではありましたが、木陰が多く涼をとることもでき、水路を流れる水のせせらぎの音に癒された人も多かったようです。
ハウス内では鈴なりに実ったミニトマトの列がぎっしりと!
従来はつるを斜めに置いて栽培することが多いそうなのですが、こちらのハウスでは、つるを垂直に伸ばすことで収穫量が増したそうです。葉が日光を受けやすくなるため生育が良くなるようです。
こちらで栽培しているトマトは全て「千果(ちか)」という品種です。
今の時期は熟すのが早く、すぐに真っ赤に熟れるそうです。今回、私達のために食べ頃のものを収穫せずに確保しておいて下さり、収穫体験と試食をさせていただきました。
よく見ると房から生えた茎が直角に近い角度で曲がっている部分があるのですが、そこを逆に曲げると楽に摘み取れるとのことで、やってみたところ、ぽきっと綺麗に折って収穫することができました!
熟したトマトは甘みもあり、とても濃厚なみずみずしさでした。
汗をかいたあとの冷えたビールと新鮮な海の幸に皆さん箸が止まらなかったようです(笑)
昼食後は自由時間ということで、沼津港周辺の「沼津港深海水族館」を見学したり、「みなと新鮮館」を中心とした周辺の土産物屋さんなどを思い思いに散策しました。
今回の研修は熱中症が心配になるほどの晴天でしたが、そんな猛暑の中、JAふじ伊豆の皆様方には段取り及びお手配をいただき本当にありがとうございました。また、同行のバス会社アクト様にも極力涼しい場所で待機できるよう取り計らっていただくなど大変お世話になりました。バスガイド様のお話を通じて、その土地について楽しく学ぶことができました。
弊社の恒例行事である「産地研修会」ですが、近年では新幹線を使用することで足を運ぶことができるエリアが広がっています。青果物が作られている土地に実際に足を運び、生産者様から工夫や苦労話をお聞きすることで、弊社が取り扱う商品への愛着や生産者様への感謝の気持ちが深まります。今後も様々な土地へ伺い、知識と経験を業務に活かしていきたいと思います!